• 検索結果がありません。

一般公開(2ページ) 分子研リポート2009 | 分子科学研究所

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "一般公開(2ページ) 分子研リポート2009 | 分子科学研究所"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

94 研究支援等

4-7 一般公開

岡崎三研究所は毎年回り持ちで研究所の一般公開を行っている。平成21年度は分子科学研究所一般公開を10月 17日(土)に開催した。5月26日に第一回実行委員会を開催し岡崎市や市内中高等学校の行事を勘案しながら開催 日を決定した。また,教員,技術職員,事務職員からなる,公開展示班(8名),講演会班(4名),広報班(5名), 記録班(3名),設営班(3名),総務班(4名)を組織した。その他,実験棟が耐震工事を行っていることから,例 年と異なり実験棟に代わって岡崎コンファレンスセンターを使用することなどを決定した。8月6日の第二回実行委 員会では,会場を明大寺キャンパスの極端紫外光施設,岡崎コンファレンスセンター,山手キャンパス2号館に設定し, 東岡崎南口から巡回バスを走らせることを決定した。また,展示に関しては,小学生でも楽しめるものと科学に関心 の高い大人でも満足できるものの二つのタイプのものを用意することとした。このほか,講演会の講師2名の候補者 を決定した。10月2日に第三回実行委員会を開催し,展示の概要説明,配布物の点検,会場設営のための工程表の 確認,役割分担の確認を行った。

今回は実験棟改修工事と重なり,十分なスペースが取れなかったために,前回行った中学生のための科学実験の指 導(サイエンスレンジャー)は行わなかったが,体験型展示でこれに対応した。今回の新しい試みとして,岡崎コンファ レンスセンターの中庭を利用したフードコート(岡崎の物産店)を企画し,3店の協力を得た。一般公開の標語を「分 子の森を探検しよう!」とし,ポスターを約 700 の大学,公的機関,小中学校に配布した。また,折り込みチラシを 約5万世帯に配布,回覧板を三島学区 3881 世帯に回覧,岡崎市の広報紙(岡崎市政だより)と岡崎三研究所の広報 誌(「OK A Z A K I」33 号)に記事を掲載するなど広報に努めた。このほか,ラジオ(F M おかざき)でも一般公開の前 日(16日)の朝夕 10 分間放送し,10月5日には 30 分程度の記者発表を行った。事後のアンケート調査によると, 情報源は友人・知人との口コミが最も多く,次が折り込みチラシ,岡崎市政だよりと続いていた。今年はインフルエ ンザの蔓延が懸念されていたが,幸い大きな流行には至らず,予定通り開催することができた。

一般公開日当日は曇天で風も強く肌寒い天気であったが,会場には 9 時 30 分の開始時間前から見学者が訪れたため, 急遽開始時間を早めて対応した。展示数としては明大寺キャンパス(極端紫外光施設)が2件,岡崎コンファレンス センターが25件,山手キャンパスが12件であり,内容としては非体験型展示が16件,体験型展示が23件と多数 の体験型展示が実施された。体験型・非体験型ともに好評で,5段階評価のアンケート結果では 3.7 から 4.4 の間に 分布していた。

14 時 20 分より岡崎コンファレンスセンター中会議室で「どこへ行く? 日本のサイエンス」という主題の一般公 開シンポジウムを実施した。演題は中村宏樹分子研所長の「頑張れ日本人の若人—サイエンスを超えて“ 科学” へ の挑戦を!」と辻村竜哉共同通信編集委員兼論説委員の「50年でノーベル賞30人の野望はどうなる?」であり,16 時頃盛況のうちに終了した。このシンポジウムに先立って,岡崎市小中学生の理科自由研究に対する「未来の科学者賞」 の授賞式が行われた。これは岡崎三研究所の基生研,生理研と共同で行っているアウトリーチ活動の一つである。一 般公開に先立って岡崎市総合体育館で行われた研究発表の中から岡崎三研究所の広報関係教員が選考した10件の研 究成果を一般公開の会場でポスター展示し,中会議室において表彰式を行った。

このほか,当日飛び入りで,坂田東一文部科学省事務次官の視察があった。事務次官は山手キャンパスの 920M H z NMR を見学された後,岡崎コンファレンスセンターでは未来の科学者賞のパネル展示のほか4か所を見学し,その後, 明大寺キャンパスの極端紫外光施設を見学された。

インフルエンザの流行期に重なり,中高等学校での学級閉鎖の情報が事前に入っていた。中高等学校生徒の課外活 動としての見学者が少なかったせいか,例年 2000 名程度の見学者数に対し,今年は 1346 名であった。

(2)

研究支援等 95

回 数 実施月日 備   考

第1回 1979.11. 9 (F ri) 創設記念一般公開 第2回 1980.11.15 (S at)

第3回 1981.11.14 (S at) 3研究所同時公開 第4回 1985. 5.11 (S at) 10周年記念一般公開 第5回 1988.11. 5 (S at) 入場者 1700 人 第6回 1991.10.26 (S at) 入場者 1974 人 第7回 1994.11.12 (S at) 入場者 2700 人 第8回 1997.11.15 (S at) 入場者 2400 人 第9回 2000.10.21 (S at) 入場者 1183 人 第10回 2003.10.25 (S at) 入場者 1600 人 第11回 2006.10.21 (S at) 入場者 2058 人 第12回 2009.10.17 (S at) 入場者 1346 人

参照

関連したドキュメント

※1

1、 2010 年度 難治 性疾 患 克服研究事業研 究奨励分野第一次公募で 181 件を採択..

報告は、都内の事業場(病院の場合は病院、自然科学研究所の場合は研究所、血液